サピエとは?

「サピエ」は、視覚障害者及び視覚による表現の認識に障害のある方々に対して点字、デイジーデータをはじめ、暮らしに密着した地域・生活情報などさまざまな情報を提供するネットワークです。「サピエ」は、日本点字図書館がシステムを管理し、全国視覚障害者情報提供施設協会が運営を行っています。

「サピエ」は、視覚障害者等の個人会員約1万5千人が直接利用しています。
また、全国の視覚障害者情報提供施設(点字図書館)や公共図書館、ボランティア団体、大学図書館など330を超える施設や団体が加盟して、約8万人以上の視覚障害者、そして、情報を必要とする多くの方々への情報サービスを行っています。

サピエ図書館では、音声などでもわかりやすいホームページから、点字データ約18万タイトル以上、音声デイジーデータ約7万タイトル以上がパソコンや携帯電話によってダウンロードできます。しかも、各館が所蔵する約66万タイトルの膨大な資料が、オンラインリクエストなどによって利用できます。また、必要なデータの集積を順次進めている「地域・生活情報」の利用などによって、さまざまな情報が得られるほか、図書の製作に関する支援も行っています。

 

サピエ図書館

点字・録音図書の書誌情報は全国最大!

「サピエ図書館」は、全国のサピエ会員施設・団体が製作または所蔵する資料の目録ならびに点字・音声図書出版目録からなる、点字図書や録音図書の全国最大の書誌データベース(約66万件)として、広く活用されています。

書誌データの宝庫、視覚障害者等も読書の自由

各種デイジーデータのダウンロードやストリーミングができます。

約18万タイトルの点字データや約7万タイトルの音声デイジーデータ、約2千タイトルのテキストデイジーデータなどを保有し、さらに、毎年約2万タイトルも増加し続けています。

個人会員になると、この点字・デイジーデータを、全国どこからでもダウンロードでき、多様な資料を手にすることができます。読みたい本を自由に選んで、直接点字・デイジーデータを得られますので、視覚障害者等の読書の自由が広がりました。

また、「オンラインリクエスト」を利用すると、簡単な操作で自宅から点字図書や録音図書の貸し出しを図書館に依頼でき、図書館側の処理も簡単にできます。