私たちの静岡キリスト教盲人伝道センターは、日本キリスト改革派静岡教会・青山輝徳初代牧師と静岡教会員の宣教の願いと祈りの中で生まれました。
青山牧師は1945年5月、20歳の時に、横浜空襲で落とされた不発弾に触れ、両眼を失明しました。イエス・キリストは彼を憐れみ、信仰へと導き、献身と召命の思いを持って神戸改革派神学校で学ばれた後、1953年11月、静岡市に日本キリスト改革派静岡教会の伝道を開始しました。青山牧師は盲人への伝道を進める上で、点字のキリスト教図書の必要を強く覚えるようになりました。1958年、アメリカ南長老教会(SPC)や、アメリカ・キリスト改革派教会(CRC)の宣教師達の援助を受けて、点字のウエストミンスター信仰告白・大小教理問答所を作成する事から、点字図書館が本格的に始まりました。
現在、当センターは、プロテスタント福音主義信仰に立つ、国内唯一のキリスト教専門の点字図書館であり、教派を超えて。日本全国の盲人の方にキリスト教良書を提供する図書館に成長しました。当初の点字図書のほか、テープ図書やデイジー図書(CD)も加えられ、福音伝道・信仰教育・神学研究の幅広い分野の蔵書を備えつつあります。
今後はインターネットを利用しての「サピエ・ネット」と連携・協力しつつ、よりよい図書を読者の皆様へ提供していきたいと願っています。