センター通信 2021年夏号
静岡キリスト教盲人伝道センター 2021年7月7日発行

巻頭メッセージ
センター理事 熊田なみ子
(RCJメディア・ミニストリー・スタッフ、改革派上福岡教会員)

暑中お見舞い申し上げます。
世界中を襲っているコロナ禍の日々が、まだまだ続いております。皆様いかがお過ごしでしょうか? 終息はいつの事でしょうか? それぞれに様々な困難があると思いますが神様が共にいましてお守りくださいますように。
今回このようにセンター通信でご挨拶いただく機会をいただき心から感謝申し上げます。私は、RCJメディア・ミニストリー(日本キリスト改革派教会大会メディア伝道局)理事として、センターの理事会にも出席させていただいております。
現在HP「ふくいんのなみ」では、「リジョイス聖書日課音声配信」「東北あさのことば」(東北放送)、「ほほえみトーク」(ネット放送)の担当をしております。私は、放送伝道を神様からの使命として与えられ、盲人リスナーの皆様との出会いもいただいてきました。センター50周年の記念会では、初期のころの青山先生の「あさのことば」のメッセージを朗読する機会もいただきました。
アナウンスの声を聴いて「柔らか仕上げ春向きセーターヴォイス」という嬉しい表現を伝えてくださったのは京都の盲人リスナーの女性でした。また、千葉県のリスナーT君は、ラジオを聴き、近くの教会を訪ね、ついに洗礼を受けられました。その後、杖をついて一人でクリスマスの集いに来会され、夏のふくいんのなみキャンプにもご参加、「ほほえみトーク」に今年の2月電話出演してくださいました。かなり緊張もされたとのことですがクリスチャンとなった喜びに溢れて語ってくださいました。ラジオがきっかけとなり、聖書のメッセージを聴き、キリスト教会へと導かれたこと、主の御業を心から賛美いたします。人生を導く本物の救い主イエス・キリストをいただいて生きるようになったT君は輝いています。
「あなたの御言葉は、わたしの道の光 わたしの歩みを照らすともしび。」(詩編119編105節)
また、6月には、魂のテノール歌手、新垣勉さんがリモート出演してくださいました。夏になると爽やかな歌声の「さとうきび畑」を思い出される方々も多いことと思います。沖縄に生まれ、医療事故での失明、自殺まで考えた辛さの中で、ラジオ放送で福音を聴き、素晴らしい牧師さんのご一家と出会い、クリスチャンとなりました。高校生の時からセンターの点字図書をご利用だったとのこと、ベルコフの「改革派教理学教本」なども読んでいました。
その後、一人で静岡のセンターを訪ね、創立者青山先生ご夫妻のお宅に泊めていただいたこともあったとのお話、私は今回初めて伺いました。牧師の道への学びに必要な神学書もたくさんセンターからお借りできたと話されています。今も点字図書をご利用くださっています。おしゃべりコンサートは好評でオンリーワンの人生を証詞してこられました。中学校の英語の教科書にも掲載され、各地を訪れています。今コロナでおしゃべりコンサートができず残念ですが、またそのような機会が与えられることと思います。また,番組では、音読奉仕者として奉仕する姉妹の証詞もインタビューしました。
放送伝道と共に、牧師の妻としての証詞もあります。私は埼玉県にあります改革派教会の会員ですが、若き日、開拓伝道に遣わされました。その日々の中で夫に起こった試練は、突然の目の異常でした。大学病院での診断は「左目の網膜前膜症」。危険な手術は避けたほうが良いとのこと、牧師生命を絶たれるかもしれないという苦しい日々が襲いかかってきました。屈折異常は身体全体にも影響が出て辛い毎日でした。 その時、カルヴァンの「キリスト教綱要」とアウグスティヌスの「信仰・希望・愛」をセンターから借りることができたのです。当時はテープ図書でしたが聴きながら「アウグスティヌスとカルヴァンは本当によく聖書を知っている!」と感動して聴いたそうです。この突然我が家に起こった出来事、思いがけない試練もそこに主の深いお考えがあることを学ばされました。
「あなたがたを襲った試練で、人間として耐えられないようなものはなかったはずです。神は真実な方です。あなたがたを耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう、逃れる道も備えていてくださいます。」(一コリント10章13節)
これからもセンターの活動が豊かに祝福されますように。多くの図書が各地で用いられますように祈りつつ。

製作図書案内
2021年3月~6月までに製作完成した図書のご案内です。
音声デイジー図書は、新音訳デイジー図書、遡及デイジー図書、デイジー図書資料の3種類に分かれています。 テキストデイジーは合成音声で聞くことができます。
書名、著者名、出版社名、出版年、録音時間または冊数の順に記しています。

新音訳デイジー図書
1『祈りのある生活』榊原康夫、改革派新居浜伝道所、1996年、1時間21分
新居浜伝道所での伝道集会冊子。
2『内村鑑三 近代日本の福音の指導者 少年少女信仰偉人伝20』重平友美、教会新報社、1982年、3時間55分
3『永遠の手』向日かおり、いのちのことば社、2010年、3時間10分
「自分は自分で生きているのではない。ただ生かされている」 それがわかった-。摂食障害、失声、そして自殺未遂。死の淵から引き戻されたひとりのシンガーが、解放と回復の足跡を綴る。
4『神とパンデミック コロナウイルスとその影響についての考察』N.T.ライト、あめんどう、2020年、3時間50分
パニック、パンデミック、パンデモニウム(修羅場)…。なぜこんなことが起こっているのか? 「黙示録にある終末のしるし」「神はこの世界をさばいている」などの意見と異なる、聖書の視点から考察するよう、私たちに伝える。
5『神の狂おしいほどの愛 東方キリスト教の霊性をめぐって』P・エフドキーモフ、新世社、1994年、7時間50分
東方キリスト教の神学と霊性の歴史、イコン技法などを述べながら、読者がイコンのもつ深い意味に目が啓かれていくよう導き、キリスト教霊性のもつ真の姿を明らかにする。
6『完全な信仰』 トレバー・ニューポート、クリスチャンインターナショナル・アジア、2004年、3時間55分
もしかしたら、あなたは『自分は長いことクリスチャンなのだから、信仰もたくさんあるに違いない』と心の内で思っているかもしれません。しかし残念なことに多くの場合そうではありません。この本をお読みになった後、あなたは世や悪魔が私たちに投げつけてくる状況からどのように抜け出すことができるか、明確な理解を得ることができるはずです。(本文より抜粋)
7『心に光を 3』前川隆一、一粒社、2020年、4時間9分
ルーテルアワー「心に光を」のメッセンジャー、青谷福音ルーテル教会牧師のエッセイ。
8『コンコード・ヒルの上で クワイナー一家の物語4』マリア・D・ウィルクス、福音館書店、2003年、7時間8分
誠実な作男、ホルブルックさんにプロポーズされたお母さんは申し出を受け入れ再婚します。堅実な生き方を説く新しい父さんに対し、西部でのゴールドラッシュに憧れる腕白なヘンリーは、ことあるごとに反発します。しかし、ある事件をきっかけに2人は歩み寄り、家族は再び一つにまとまります。そんな矢先、コレラが一家を襲います。絶体絶命の一家を救ったのは、遠くに住むおばあちゃんや、土地の名士ケロッグさんたちの救いの手でした。
9『信仰生活ガイド 十戒』吉岡光人編、日本キリスト教団出版局、2020年、3時間14分
遠い昔にイスラエルの民に与えられた十戒を、なぜ教会は今も大切にするのか。現代の日本と世界が抱える問題に目を向けつつその意義を紐解く。『信徒の友』掲載に書き下ろしを加えて書籍化。
10『主日の聖書解説 C年』雨宮慧、教友社、2009年、16時間27分
主日のミサで朗読される三つの聖書箇所(第一朗読(旧約)、第二朗読(使徒書簡)、福音書)の基本的な意味を明らかにし、各書の相互関係に重点をおきながら全体のメッセージを浮き彫りにする。
11『主の道を行かせてください 日毎の霊想』エミー・ カーマイケル、いのちのことば社、2019年、9時間18分
インドの地で、奴隷として売られる少女たちの救済に従事した宣教師の、愛とあわれみにあふれた「覚え書き」を編纂。神の近くにいる幸いと、神からの恵みを人々に分け与えることの大切さを説く聖書日課のベストセラーが、装いを新たに再登場。
12『聖書とがん 「内なる敵」と「内なる人」』樋野興夫、イーグレープ、2020年、4時間50分
がんを抱えて生きる人に聖書は何を伝えようとしているのか。「がん哲学外来」を提唱する著者が、聖書からの引用を交えつつがんについて語る。また「21世紀のエステル会」連載ブログ中から選りすぐった記事をテーマ別に収録。
13『聖書物語 旧約編 新装版』香山彬子、講談社、2016年、5時間59分
世界でもっとも読まれているお話である聖書を読むと、海外の物語や文化をより楽しむことができる。特に有名な8つのお話を1冊にまとめたもの。
14『聖書は物語る 一年12回で聖書を読む本』大頭真一、ヨベル、2019年、4時間36分
聖書は何を語っているのか? 聖書を初めて読む人のために、聖書の背骨のような神と人とのガチンコの関係に焦点を当て、聖書を分かりやすく楽しく読み解く。
15『みことばのシェフ』山田斐文、ヨルダン社、1989年、4時間49分
「みことばのシェフ」3シリーズのうちの第1作目。
16『湖のほとりの小さな町 クワイナー一家の物語6』シーリア・ウィルキンズ、福音館書店、7時間54分
もうすぐ16歳になるキャロライン。ミルウォーキーに住むイライシャおじさんからの手紙がきっかけで、新聞社を営むおじさんの家に寄宿して女子大に通うことになります。初めて家族のもとを離れて都会で暮らすキャロラインにとっては、何もかもが初めてのことばかり。おじさんたち新しい家族との絆、新しい友だちとの友情、舞踏会など華やかな都会生活、そしてもちろん勉強にも励みます。一年間の成長の物語。
17『リフォームド神学事典』ドナルド・K.マッキム編、いのちのことば社、2009年、27時間
福音的な立場に立つ人々から今日の神学会をリードする神学者・教育者まで幅広い執筆者が、初代教会の伝統を受け継ぎ、宗教改革で開花したカルヴァン主義・改革派の思想と歩みを概観。今日のキリスト教会の課題をも示す。
18『料理の味 説教の味  みことばのシェフⅢ』山田斐章、キリスト新聞社、2006年、3時間26分
19『霊魂の不滅か死者の復活か  新約聖書の証言から』オスカー・クルマン、日本キリスト教団出版局、2017年、3時間2分
キリスト教会の中にも深く入り込んでいる霊魂不滅説。ソクラテスとイエスとを比較しつつ、イエス・キリストの「死と復活」を解説する。今なお必要とされる、死と死後の問題を神学的立場から明快に捉えた名著を復刊。

遡及デイジー図書
20『軍拡は戦争がなくても人を殺す』ドロテー・ゼレ、日本YMCA同盟出版部、1985年、5時間4分
平和運動をしている女性神学者ドロテー・ゼレのテレビ放送、講演・演説などがおさめられたもの。
21『生態学的破局とキリスト教 うおの腹の中で』ゲルハルト・リートケ、新教出版社、1989年、9時間8分
21世紀キリスト教選書。
22『バッハの四季 ドイツ音楽歳時記』樋口隆一、平凡社、2000年、7時間23分
暮らしと祈りの音楽、ドイツの暦にもとづいたバッハのカンタータと民謡で綴るドイツの自然と生活の歓び。1987年講談社刊「ドイツ音楽歳時記」の改題改訂。
23『弱い者の命を大切に』小岩豊彦、イーグレープ、2002年、3時間20分
ここには人間永遠の価値があると考える。読者諸氏はこれを、高等学校のチャペルの記録としてだけではなく、今日、同時代に生きる者として読まれるよう望む。

デイジー図書資料
24『悪魔の白い霧 追跡ドキュメントサリン事件とオウム真理教』下里正樹、ポケットブック社、1995年、8時間
25『イギリス宗教改革の光と影  メアリとエリザベスの時代』指昭博、ミネルヴァ書房 、2010年、15時間29分
26『哀しみの大地 残留女性が生きた激動の中国』五十嵐美恵、日本経済新聞社、1996年、7時間19分
27『神にゆだねよ』ポーロ・S・リース、いのちのことば社、1959年、5時間
28『神のみ手の蔭に 愛隣の奉仕者、高橋玲二の半生』K・C・ヘンドリックス、教文館、1991年、8時間20分
29『奇跡の解釈』R.H.フラー、日本基督教団出版局、1978年、6時間22分
30『自乗された神』北森嘉蔵、日本之薔薇社、1986年、10時間1分
31『使徒パウロ 伝道にかけた生涯』佐竹明、日本放送出版協会、1983年、8時間21分
32『十字架のイエスに出会った人々 受難物語の人間像』R.シュトゥルンク、新教出版社、1985年、6時間17分
33『主の祈り 東神大パンフレット10』竹森満佐一、東京神学大学出版委員会、1989年、3時間4分
34『女性たちとイエス 相互行為的視点からマルコ福音書を読み直す』絹川久子、日本キリスト教団出版局、1997年、12時間29分
35『信徒と牧師と』中村敏夫、教文館、1987年、5時間10分
36『成功する区域礼拝 20年間で会員4万5千人に成長した教会の秘訣』趙鏞基、日本アッセンブリー・オブ・ゴット教団出版局、1978年、3時間38分
37『聖書解釈の歴史 宗教改革から現代まで』木田献一,高橋敬基、日本基督教団出版局、1991年、1時間13分
38『改革派教会の聖書論シリーズ3 聖書権威の性質と範囲』アンドリュー・J・パンドストラ他、改革派神学研修所、1972年、5時間54分
39『生と死についての一考察 慰めと励ましのために』鍋谷堯爾、聖文舎、1989年、1時間38分
40『世界の日時計 -ユダヤ社会と日本-』黒田禎一郎、一粒社、1996年、6時間25分
41『退屈について こころの時計をもって生きる』小原信、三笠書房、1985年、8時間12分
42『台所の聖書』松井義子、聖燈社、1976年、6時間6分
43『ただ一つの救い 宣教師が語るキリスト教入門』入船尊、いのちのことば社、1980年、2時間17分
44『七つの封印 いま解き明かされる「黙示録」の全貌』窪田光治、太陽出版、1997年、12時間45分
45『日本のキリスト教と神学』佐藤敏夫、日本基督教団出版局、1968年、3時間5分
46『人間の愛と苦悩 ある伝道所の記録』土門一雄、キリスト新聞社、1968年、4時間47分
47『野々花』小林きょう子、いのちのことば社、1977年、7時間18分
48『パウロの伝道の跡をたづねて 第1巻』畑野忍、聖地に学ぶ会、1991年、4時間47分
49『パウロの伝道の跡をたづねて 第2巻』畑野忍、聖地に学ぶ会、1991年、7時間21分
50『恨に生きる民衆の女性たち』マリオン・K・キム編、日本キリスト教団出版局、1995年、5時間51分
51『羊がいっぴき -見て、天国のお母さん-』田内文枝、田内さんとその事業を励ます会、1982年、2時間46分
52『ひとりの重さ』菊池吉弥、新教出版社、1981年、7時間25分
53『黙示録の世界 佐竹明聖書講義』佐竹明、新地書房、1987年、7時間29分
54『ヨハネの黙示録がわかりますか』小石豊、いのちのことば社、1992年、7時間14分
55『ヨハネ福音書の神秘主義 聖書の研究シリーズ43』L.W.カントリーマン、教文館、1994年、8時間35分

テキストデイジー
56『教会暦 祝祭日の歴史と現在』K.H.ビーリッツ、教文館、2003年、12時間30分
復活祭と降誕祭を中心に発展した教会暦の歴史を、その起源から現在まで辿り、今日のプロテスタント・カトリック両教会の実際に及んで解説。教会暦の基本、各祝祭日の意味と典礼・礼拝の実践についても詳解する。
57『熾烈な挑戦』金炳三、いのちのことば社、2020年、6時間37分
教会は散らばるために集まるべき――伝統やこだわり、イメージに凝り固まった現代の教会は、どうすれば見失ってしまった本来の宣教的な姿を取り戻せるのだろう? 斬新とも思えるさまざまな挑戦を続けてきた韓国・マンナ教会の、本質を突いた取り組みから見えてくる、教会のあるべき姿。
58『神学の思考 キリスト教とは何か』佐藤優、平凡社、2015年、3時間59分
神をめぐり人間の限界を徹底的に思考することで、過酷な現実をサバイブできる-。欧米文明の根底に流れるキリスト教の内在論理を徹底解説。神学的思考の基礎体力をつける全52問の課題も収録。『ウェブ平凡』連載を加筆修正。点訳図書がサピエにあります。

点訳図書
59『あなたの小さなやさしさを 障害者への心くばり』荒井隆志・影山範文ほか、いのちのことば社、1991年、全3巻
手打ち点字図書の再製作版です。
60『綾子さんありがとう』森重ツル子編、キリスト新聞社、2019年、全1巻
1999年、多臓器不全のため召天した三浦綾子。彼女の作品の舞台となった北の大地の風景を捉えた写真とともに、読者や親交のあった関係者が思いを綴る。
61『エルトムート・ドロテーア  フォン・ツィンツェンドルフ伯爵夫人 ヘルンフート同胞教団の母』エリカ・ガイガー、リトン、2019年、全3巻
モラヴィア人信仰難民たちとの関わりにより敬虔主義の指導者となったツィンツェンドルフ伯爵の妻となり、夫の生涯の働きに深く関わり助けたエルトムート・ドロテーアの伝記。人柄や家族関係、責任重い働きなどを明らかにする。
62『海原のかなた 長崎外国人墓地の碑』結城了悟、女子パウロ会、2001年、全1巻
波涛を越えてヨーロッパから日本へ。人生の荒波を渡って天のふるさとへ。明治から昭和の初期にかけ、異国に葬られた人々の墓誌。悲しみの果てに今なお光芒を放つ信仰と希望と愛。77年刊の再刊。
63『LGBTと聖書の福音 それは罪か、選択の自由か』アンドリュー・マーリン、いのちのことば社、2020年、全5巻
教会で傷ついた同性愛者たちとの対話 福音派との断絶に橋はかけられるのか 「同性愛は罪」「聖書はゲイを禁じている」と信じてきたアメリカの福音 派から提起された第三の視座。イエスの愛は同性愛者コミュニティに どのように届くのか。福音の良い知らせとは何かを、現代の最も先鋭化 した問題から考える。
64『改革派説教学ノート』吉岡 繁、新教出版社、2006年、全3巻
クリスチャンにとって改革派的な説教とは何か。説教の本質論から、内容、構成、演述にいたるまで、説教のあらゆる側面を平易な言葉で解き明かす。説教をよりよく語るため・聴くための一冊。
65『風は思いのままに 聖書黙想31日』 山本将信、日本キリスト教団出版局、2020年、全2巻
にしかたまち教会の牧師を長く務めた山本将信牧師のメッセージ集。西片町教会時代の月報、篠ノ井教会時代の私信「おとづれ」に掲載されていた説教要旨から31編を精選。
66『信仰生活ガイド  教会をつくる』古屋治雄編、日本キリスト教団出版局、2021、全2巻
教会の土台であるその本質、使命、役割と聖礼典を再確認し、教会生活における喜びと慰めの経験を通して、教会を担うための祈祷会、献金、役員会、招聘について解説する。『信徒の友』掲載に書き下ろしを加えて書籍化。
67『クリスマスへの旅路 アドヴェントからエピファニーへ 新版・教会暦による説教集』越川弘英編、キリスト新聞社、2020年、全3巻
全世界的に社会が変化しつつある現代のクリスマスに、教会は何を語るのか。降誕前節、待降節(アドヴェント)、降誕祭(クリスマス)、降誕節から公現日(エピファニー)までを、若手を中心とした牧者達の説教を通して味わう。
68『クリスマスの小屋 アイルランドの妖精のおはなし』ルース・ソーヤー、福音館書店、2020年、全1巻
デイジー図書と共に完成しました。
69『こころの手帳 すこやかに、やすらかに』浜原昭仁、イーグレープ、2010年、全1巻
不安や思い煩いは体力や免疫力を低下させ病気を起こしやすくします。 未来の心配に目を向けず、現在の、今、目の前にあるこの時を生きる時に幸せが訪れます。
70『こころ美人』正木潤子、文芸社、2019年、全2巻
波乱万丈の人生を経て、さらに失明の危機。信仰と平和への願い。そして、家族やバイタリティー溢れる個性的な隣人たちとの思い出を、「ありのままに」そして「飾る事なく」、自分の歩んできた道を振り返りながら書き綴られたエッセイ。
71『沢田みき 混血児たちの母 少年少女信仰偉人伝2』栗栖ひろみ、教会新報社、1980年、全2巻
エリザベス・サンダスホームを創設した、沢田美喜の生涯。
72『谷陰を越えて歩む 聖書の世界に生きた人々〈旧約編〉』堀肇、いのちのことば社、2020年、全2巻
人は谷陰のような道を歩むことがある。聖書の登場人物が味わった、光と闇の連鎖に、神はどう関わったのか。「弱さを抱えて歩む」新約編に続く待望の旧約編!
73『見えない言葉が聞こえてくる』福井達雨、いのちのことば社、2011年、全2巻
知能に重い障害をもった仲間たちと共に歩みはじめて58年。障害児の教育と差別問題に取り組む著者が、社会から「弱者」とされた仲間たちから教えられた、ほんとうの優しさと愛を綴る。デイジー図書もあります。
74『礼拝の祈り 手引きと例文』鈴木たかひろ、教文館、2017年、全2巻
「牧会祈祷」「一般祈祷」と呼ばれているプロテスタント教会の礼拝の中で、牧師や長老、執事、役員、信徒などが、会衆を代表して祈る祈祷と、献金の祈祷の例文を収録。招詞にふさわしい聖句の一覧も掲載する。

寄贈点字図書
75『神とあそぶ』 奥村一郎、女子パウロ会、1999年、全2巻
日常生活の中での出会い、出来事、気づき、読んだことなどをもとに、複雑な現代社会の中で真の幸福を見出す道を探ろうとする試み。示唆に富んだやさしいエッセイ。
76『だから私は、神を信じる』 加藤一二三、日本キリスト教団出版局、2020年、全1巻
洗礼を受けてから50年。キリスト教信仰により生き方や将棋がどう変わったのか。伝説の棋士・加藤一二三が、聖書やキリスト教の真髄、愛や苦しみの意味などについて、自身の体験を踏まえて分かりやすく語る。
77『聖句随想集 道をそれて』三吉信彦、三吉信彦、1998年、全2巻
高の原教会牧師であられた三吉牧師の随想集。

貸出月刊誌 のご紹介
現在製作しているものは以下の通りです。
音訳:「信徒の友」「百万人の福音」「キリスト新聞」「ちから」「舟の右側」「こころの友」
その他、改革派関係の会報・機関紙
*改革派機関紙以外は、サピエ図書館に音声データをアップしています。
点訳:「世界キリスト教情報」「いのちのことば」「幸いな人」「リジョイス」「信徒の友(抜粋版)」「オリーブライフ」 (点字版は打ち出し販売もいたします。)

お知らせ
①夏季休館日のお知らせ
今年の夏季休館日は、8月11日(水)~8月15日(日)までです。
②RCJメディア・ミニストリーの番組CDを貸し出します。
巻頭メッセージをいただいた熊田なみ子さんの番組「なみ子のほほえみトーク」と、「聖書を開こう」の番組CDを貸し出します。前月1か月分をそれぞれCD1枚にまとめてあります。ご希望の方はどうぞお知らせください。
③NHK放送番組時刻表のCDを差し上げます。
2021年度放送番組表のデイジー版をご希望の方に差し上げます。どうぞお知らせください。
④2016年5月の千葉県視覚障碍者信徒会伝道集会の音楽CD(2枚)をご寄贈いただきました。貸し出しご希望の方はお知らせください。

⑤コロナウイルス感染防止等のお知らせ
感染防止のため、スタッフの出勤時間を遅らせています。そのため10時前のお電話はつながりにくくなっています。ご了承ください。不在の場合は、留守電へメッセージを入れてくださいますよう宜しくお願いいたします。

⑥活動維持のため、ご支援をお願いします
当センターは皆様からの献金のみで運営を行っています。
変わらず厳しい社会事情ですが、このような時こそ、主の豊かな恵みの図書のご活用、そして皆様に平安と希望をお届けできますよう励んでおります。
サピエ図書館加盟維持のためにも活動資金が必要です。
日本で唯一のプロテスタント点字図書館として、この事業の維持・継続のために、運営にご参加・ご支援をよろしくお願いいたします。

【維持会員を募集しています】
維持会員は一ヶ月100円から、金額は自由設定です。郵便振り込み、または口座引き落とし(ワイドネット)の方法があります。
詳しくは当センターまでお問合せください。

会計報告
2021年度 1月~5月までの会計報告です。費目、年間予算、1-5月合計、%の順

収入
献金:諸教派 1,600,000 448,854 28
献金:改革派 4,700,000 848,392 18
献金:静岡教会 380,000 275,009 72
雑収入 0 24,959
基金繰出 550,000 0
繰り越し 124,742 124,742
収入合計   7,354,742   1,721,956 23

支出
事業費 2,101,000 492,722 24
対外協力費 145,000 68,000 47
一般管理費 4,910,000 1,780,407 36
繰越 0 -623,584
予備費(含基金) 198,742 4,411  22
支出合計 7,354,742 1,721,956 23
皆様の尊いご献金で活動が支えられています。ありがとうございます。

2021年3月~5月 献金感謝報告    (敬称・回数略)
【個人】38名と6教会の維持会員様
【教会】21教会と1団体
皆様の尊いご献金を心より感謝申し上げます。

コロナウイルスワクチン接種が進んでいますが、まだまだ感染防止に気を抜けない日々です。
これから暑い夏がやってきます。皆様のご健康と日々の歩みが守られますように
心よりお祈りいたします。

以上でセンター通信夏号を終わります。
次回、「センター通信」は12月、クリスマス号の予定です。

製作:静岡キリスト教盲人伝道センター 〒422-8041 静岡市駿河区中田1-5-21
℡ 054-285-0496  fax 054-285-0746 郵便振替 00870-2-7003
URL http://www.dct7.net/   メールアドレス shizumouden@dct7.net

センター通信 ( PDFファイルです )

センター通信2021年夏号(HP版)

センター通信2020年クリスマス号

センター通信2020年夏号

2020センター通信イースター号

2019通信イースター号

2018年クリスマス号(墨字版)

2018年夏号(墨字版)