ホ・ロゴス 2019年春号
静岡キリスト教盲人伝道センター 2019年4月10日発行

巻頭メッセージ
キリストによる新しい歩みが始まる」
遠山信和(理事・改革派静岡教会牧師)

あなたたちは真理を知り、真理はあなたたちを自由にする。
(ヨハネによる福音書8章32節)

4月になり、新しい学校に進学なさる方々や新しい職場で働き始めておられる方々もたくさんおられることかと思います。日本では桜の花がきれいに咲く季節を迎えていますが、私たちにとりましては、何よりもイエス・キリストの復活を記念するイースターの季節でもあります。
何が新しいかといって、私たちのために十字架にかかってくださった救い主が、死からよみがえってくださり、聖霊をも送ってくださって、私たちの人生と未来を全く新しいものにしてくださったこと。これ以上にすべてが新しくなったといえるような出来事はほかにありません。
ヨハネによる福音書8章31~32節には、「わたしの言葉にとどまるならば、あなたたちは本当にわたしの弟子である。あなたたちは真理を知り、真理はあなたたちを自由にする」。と言われています。
「とどまる」と訳されている言葉は、同じヨハネ福音書15章4節~5節でも用いられています。「わたしにつながっていなさい。わたしもあなたがたにつながっている。ぶどうの枝が、木につながっていなければ、自分では実を結ぶことができないように、あなたがたも、わたしにつながっていなければ、実を結ぶことができない。わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。わたしを離れては、あなたがたは何もできないからである。」と言われています。「つながっている」と訳されていることばと、先の聖句のとどまると訳されているのは同じ言葉です。主イエスにつながり、とどまっているなら、真理を知るようになる。そしてその真理が、あなたたちを自由にする、といわれているのです。
真理を知ることによって自由なものとされた姿を、私たちは復活のキリストに出会った後の使徒たちの姿に見ることができると思います。少し前までは、ユダヤ人たちを恐れて部屋に鍵をかけてたたずんでいた弟子たちが、復活のキリストに出会った後では、迫害されても大胆にキリストの福音を語る者へ変えられていきました。これは彼ら自身の修行や努力によってそのようになったというよりも、真理そのものであるお方が、彼らのうちに働いて彼らを自由にし、その御業を行わせてくださったに違いありません。
同じことが、イエス・キリストを救い主として受け入れた私たちのうちにも起こっているのです。以前は神を知らない者でしたが、今は神を知るようになり、神と共に歩む者へと変えられたのです。新しい年度も、神様が皆様方と共におられて、その内と外とをお守りくださり、主のくすしい御業が皆様方の歩みを通して現わされますようにと祈り願っています。

理事会報告について
理事長 青山昭一郎

理事会は毎年1月最終月曜日に開催しています。今年は28日に開催しました。
遠山信和牧師 が「御言葉よって歩む」(コロサイ3章16節)から、センターの働きが、聖霊に導かれて御言葉を思い巡らし、御言葉を宿して働く者でありたい、と説教して下さいました。
センターは多くのボランティアの方々に支えられ、主の善き導きのもとに現在の働きがあることを、あらためて強く思わされております。理事は12名、職員体制は、正職員1名、パート職員1名と定期的に来て下さるボランティアの方々で業務を行っています。新理事として、メディア伝道局から熊田なみ子さん、浜松伝道所から伊縫智子さんが加わって下さり、豊明教会の小幡美智子さんが辞任となりました。これまでのお働きに心から感謝いたします。
昨年9月に鉄道弘済会からデイジー地区表彰として外岡多美枝さん、音訳地区表彰として吉田京子さんが受賞されました。感謝でした。
昨年11月23日には、センター50周年記念感謝会を開催し、52名の方々が集って下さいました。また、木村りえさん・りささんをお迎えして、C.H.ゲイブリル『一羽のすずめ』、A.C.アダン『さやかに星はきらめき』、チャイコフスキー『くるみ割り人形』より、バレエ組曲/金平糖の踊り/ロシアの踊り/花のワルツのピアノ連弾をお聞きしました。また、お二人の信仰体験談もお聞きすることができ、恵まれた一日を過ごすことができました。
現在、テキストデイジーによる製作を開始しています。「エクレシア」・「四国伝道」から作成を始め、「セカンドチャンスは本当にあるのか」、「牧会入門」、「十戒に学ぶ」、「一人で学ぶエゼキエル書・ダニエル書」、「ハイデルベルク信仰問答」、「ウエストミンスター小教理問答」、「五つのソラから」、「技師青山士」、「愛への解放」等、順次編集をしております。
音訳ボランティアの方々が高齢化し、奉仕者が少なくなっている現状を踏まえつつ、どう図書を製作して行くのかが課題になっています。ユーザーの方々のニーズに合わせながら、順次製作して行きます。
また、いのちのことば社福音点字情報センターの点字データを、センターを通してサピエにアップしています。
その他、インターネットを活用した音訳通信講座、点訳通信講座も引き続き開講しております。センターは読み手を待っている本が沢山ありますので、ボランティアを始めてみませんか。
昨年は、皆様から807万円の献金を献げていただき、点字図書館を運営することができました。心から感謝致します。引き続き一口100円/月からのセンター維持会員を募集しています。よろしくお願い致します。
センターは、更によりよいサービスの提供ができますように、職員・スタッフ一同励んでまいります。そして「御名をあがめさせたまえ」という主の祈りの言葉を忘れることなく、主に仕えてまいります。

『テキストデイジー』とは、デイジー図書の一種で、音声ではなく、テキスト(文章)で作られます。音声デイジー図書は、音訳ボランティアの方などが本を音訳して作成されます。しかし、『テキストデイジー』は違います。録音は一切行わず、パソコンで文章を入力していくだけで作成することが出来きる合成音声の図書です。
テキストデータを持っておられる方々に協力をお願いしています、また、テキストデイジーのボランティアを募集しています。応募をお待ちしております。現在、ボランティアは4名です。テキストデイジーの講習会も開催したいと願っております。よろしくお願い致します。

点字図書館は音声・点字のデジタル・データ化、テキスト・デイジーの導入等、製作機材やデータ保管等、費用負担が大きくなり、苦しい運営を
しております。この事業の維持・継続のために、運営に参加し支えていただけませんか。

維持会員(一カ月100円~)を募集しています。神様のご支配が小さなところから始まって、やがて大きく成長して行けますように祈っています。

2018年度 決算報告  (2018年1月~12月)
費目、予算額、決算額、%の順です。

献金:諸教派 1,500,000、1,246,168、83%
献金:改革派 6,000,000、4,198,165、70%
献金:静岡教会 930,000、1,021,210、110%
雑収入 50,000、18,017
基金繰出 1,200,000、2,575,459
繰越 250,658、250,658
収入合計 9,930,658、9,309,677、94%

支出
事業費 2,390,000、2,478,100、104%
対外協力費 165,000、154,570、94%
一般管理費 7,370,000 6,677,007、91%
繰越 0、0
予備費 5,658、 0
支出合計 9,930,658、9,309,677、94%
皆様の尊いご支援により1年間の活動が支えられ、心より感謝いたします。

2018年度 貸借対照表(2018.12/31現在)
資産の部
【流動資産】 14,882,242
現金 284,341
郵便振替 725,446
普通預金(静岡銀行)591,766
普通預金(ゆうちょ銀行)13,219,844
普通預金(大垣共立銀行)60,845
【固定資産】 11,162,975
建物 10,932,884
器具・備品 230,091
【その他の資産】 1,491,004
中退共掛金 1,491,004
資産合計 27,536,221

負債基金の部
【一般基本金】 11,162,975
【流動負債】預り金 607,354
【固定負債】
退職給与引当金 1,491,004
【基金】13,827,000
事業運営基金 7,369,363
建物基金 5,120,789
障碍者基金 1,036,848
センター準備金 300,000
繰越利益剰余金(経常会計・次年度繰越) 447,888
基金等合計 14,274,888
負債・基金合計 27,536,221

【2018年12月31日現在】
*利用登録者数:408名
*登録ボランティア数:77名
*維持会員数: 教会・・19教会、個人・・46名
*2018年度貸出ベスト3
点字『がん哲学外来で処方箋を』樋野興夫著、『天国で神様に会う前に済ませておくとよい8つのこと』田頭真一著、『イエス・キリストの受難』ジョン・パイパー著
音声デイジー『あなたの花を咲かせて バイブルメッセージ集』羽鳥明ほか著 、 『原発問題の深層 宗教者に見た闇の力』内藤新吾著、『こころのよるごはん 眠れぬ夜の詩篇』宮葉子著
*2018年度サピエ・ネット図書館のデータダウンロード
点字データ:延べ1365人が、474タイトルをダウンロード
音声データ:延べ3225人が、306タイトルをダウンロード

2018年度 ボランティア感謝報告
ボランティア ありがとうございます!
今年度、製作完成図書に関わって下さった方々です。

HP上のため、お名前は伏せさせていただきます。
【点訳】9名、3グループ 【点写】2名 【テキスト取り込み】3名
【音訳・音訳校正】39名、3グループ 【デイジー編集】18名
【テキストデイジー】3名 【音訳通信講座】指導員3名
【点訳通信講座】指導員2名
【その他のボランティア】1団体(点字用紙リサイクル作業・ロゴス発送作業)
皆様の変わらないお働きとご協力を心より感謝いたします

2018年度 献金感謝報告 (2018年1月~12月)
維持献金・ご支援献金を感謝いたします!
(HP上のためお名前は伏せさせていただきます)
個人:54名、維持会員教会:16教会。諸派教会:53教会、団体:6団体、
改革派:110教会、改革派団体:7団体

以上、感謝をもってご報告させていただきます。
2019年4月
静岡キリスト教盲人伝道センター
〒422-8041 静岡市駿河区中田1-5-21
℡054-285-0496 fax054-285-0746
Eメールアドレス shizumouden@dct7.net

ホ・ロゴス(PDFファイル)

ホ・ロゴス2019春号2019春号

ホ・ロゴス2018年10月号―55号

ホ・ロゴス2017年12月‐54号